りんのポケモン研究室

サイクル戦をこよなく愛するシングル勢 Twitter @Fomalhaut6

S10 最高2045 ガブリアス、クロスサンダー!

 

・まえおき

    S10の後半で使っていた構築です。そこそこ自信のあった並びなので、不甲斐ない結果にショックを受けていますが、一応の節目として公開します。

 

・構築を組んだ経緯

    ガルーラの型の多様化が進み、もはや普通の物理受けでは役割を果たせなくなってきたので、まずガルーラを上から叩けるゴツメガブの採用を考えました。しかし、対面からだと氷技を撃たれて悲しいことになるので、ガルーラ猫騙しを強要でき、物理受けによる介護の必要が薄いメガヘラクロスを採用し、その補完としてサンダー、マリルリを組み込みました。

    ここまでで重いのが電気と受けループだったので、そのどちらとも戦える第2メガ枠としてメガバンギを採用。最後の鋼枠はかなり迷いましたが、ヘラに強いゲンガーやギルガルドに厚くすることを優先してヒードランを採用しました。

 

 

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・個別解説

 

ヘラクロス@ナイト  意地っ張り

ミサイル針/インファ/ロクブラ/地震

実数値(メガ後):169-260-135-x-125-114

S:113こごかぜスイクン抜き

 

    最近話題の陽気ではなく、普通の意地ヘラ。鉢巻ガブが重く、電磁波によるSサポートがあるこの構築では、Sが欲しい場面より耐久があって助かった場面が多かったです。

    ガルドを見ても選出できるように地震を採用しましたが、タネガン、フェイント、寝言などが欲しい場面もあったのでこの枠は要検討。

 

サンダー@たべのこし  穏やか

十万/めざ氷/電磁波/羽休め

197-x-122-145-135-123

H-B:ステロ+A233フレドラ高乱数耐え

H-D:C194眼鏡悪の波動確定2耐え

S:準速ガッサ抜き

 

    ヘラクロスのベストパートナー。メガヘラ軸の電気枠としてはボルトロスが多く見受けられますが、私は電気枠に電磁波を撒かせて捨てると負け筋が増えると考えているため、高耐久値で羽休めのあるサンダーを採用しました。持ち物を残飯にしている理由としては、有利な相手に何度も後投げすることが多いこと、ロトム等に鬼火を当てられた時でも余裕ができやすいことなどが挙げられます。相手を詰ませる場面もあり、非常に強いポケモンでした。

 

マリルリ@チョッキ  意地っ張り

滝登り/じゃれつく/アクジェ/叩き

実数値:207-112-100-x-101-70

 

    いつもの。ヘラサンダーの並びに一貫しやすい炎や竜に強く、サンダーの電磁波との相性もなかなかでした。相変わらず広い範囲と撃ち合えて頼りになりますが、耐えるはずの攻撃を急所にもらって倒れることが3度もあったので戦犯です。でも可愛いから許す。

 

ガブリアス@ゴツメ   陽気

地震/流星群/岩石封じ/ステロ

185-165-127-94-105-169

H-B:A194親子愛捨て身耐え

A:接触×2+地震で181-120メガガルーラが確定

C:接触+流星群で183-105ガブリアスが確定

 

    †陽気両刀ゴツメガブリアス

    ボーマンダに気軽に撃てる竜技として流星群を採用したゴツメガブです。立ち回りはしやすかったものの、火力が悲しいくらい低かったです。(封じ+流星でガッサが落ちない)

    主な繰り出し対象はガルーラで、ヘラクロスに撃たれる猫騙しをこちらのアドにします。万一グロパンをされても相討ちにできるので、対ガルーラ枠としては安定していました。初手のヘラガルーラ対面で雪崩を押してくるガルーラはギルティです。

    ステロは使う機会があまりなかったので、最低限の崩しができるように剣舞を入れてもいいかもしれません。

 

バンギラス@ナイト   陽気

エッジ/地震/冷P/竜舞

実数値(メガ後):175-216-170-x-141-135

 

    ここまでで重い電気や受けループに比較的強い第2メガ枠。実際にはヒードランの鬼火サポートから物理を起点に舞うことが多かったです。

    エッジを当てさえすれば最強のポケモンでした。

 

ヒードラン@風船   控えめ

オバヒ/めざ氷/鬼火/挑発

実数値:165-x-126-200-127-128

 

    浮いてて相手の竜にも鋼にも強くてバンギのサポートもできる贅沢鋼枠。技構成が読まれにくく、風船だけ割ってめざ氷で落ちていくボーマンダが続出しました。流行りのチョッキマンムーやゴツメマンムーには上から鬼火できます。

    半分ネタのつもりで採用した個体ですが、予想よりずっと強くて驚きました。普通の構築への採用は難しいかもしれませんが、地雷枠としての採用は十分にアリだと感じました。

 

・選出と立ち回り

ガルーラ

 選出はヘラガブ+サンダーorマリルリヘラクロスガルーラ猫騙しを誘い、ガブを合わせてアドを稼ぐことでサイクルを有利にします。ヘラガルーラ対面で氷技を撃たれたら台パンします。

 

ボーマンダ

 選出はヘラサンダー+マリルリorヒードラン、またはドランバンギ+1。相手にローブシンがいる場合は前者で、いない場合は後者です。ボーマンダはバンギで起点にする、ドランやサンダーで対面処理、サンダーで電磁波を当てて後続で処理のいずれかで対応します。安易な電磁波や鬼火で身代わりを残されることにだけ気を付けておけば優勢です。

 

バシャーモ

 選出はマリルリ+サンダーガブヘラから2匹。バシャーモに電磁波を当てるか、ヘラとナットの対面を作れば一気に崩せます。

 

対ステロ積みサイクル

 選出はヘラマリルリ+サンダーorガブ。カバルドンに好き勝手やらせない立ち回りを意識して立ち回ります。起点になるポケモンが少ないので簡単に負けることはありません。

 

対受けループ

 選出はバンギヘラマリルリ。ヘラとマリルリでうまく削ってバンギで一掃を狙います。対策が薄いので勝率は低いです。

 

・重いポケモン

ラムジャローダ

    全体的にSが低いため、サンダーの電磁波が効かないと大きな誤算になり、全抜きされます。

 

マリルリ

    ヘラサンダーが睨みを効かせているため被選出率は低かったですが、ヘラにタネガンがないため、いざ出されると処理に苦労しました。

 

マンムー

    選出率の高いサンダーが有効打を持っていないため、苦しいサイクルになりやすいです。

 

・選出率

サンダー>マリルリヘラクロスヒードランガブリアス>バンギラス

    大正義電気タイプ。

 

 

 

 

・あとがき

    今シーズンは久しぶりにヘラクロスを使いましたが、ガルーラより遅いポケモンの厳しさを実感しただけで終わりました。遅いPTは誤魔化し性能が低いため、非常にシビアな立ち回りを要求されるのが辛かったです。

    質問等ありましたら、コメントかツイッターにてお願いいたします。