りんのポケモン研究室

サイクル戦をこよなく愛するシングル勢 Twitter @Fomalhaut6

【選出・立ち回り講座】 補足記事

・はじめに
    この記事はタケシズ氏の立ち回り講座(http://606060105105105.hatenablog.com/entry/2015/07/30/192834)への補足、私と意見の異なる点をまとめたものです。やはり主観が多く入っておりますので、その点を留意してお読みになってください。


【選出編】
補足①並びを見る
    ポケモンのPTは理論上膨大な数のパターンがありますが、
実際にレートで出会うPTの種類はそれほど多くありません。特に、ガブガルを軸とした対面構築や、マンダマンムースイクンといったテンプレ要素の強い構築では、個々のポケモンの型や持ち物を予想することも容易です。
    例えば、対面構築のガブリアスはスカーフか襷、バシャーモは珠かラム、スイクンはゴツメ、ボルトはオボン、ゲンガーはメガで単品滅びか珠で催眠持ちというところまで考えられます。もちろん、トレーナーによるアレンジがなされている場合もあるので確実性はありませんが、相手のPT内容を推測する上での大きな武器となるのは間違いありません。
    この「武器」を強くするためにも、最新の構築記事を読み漁って流行を探るのは重要です。

補足②対特殊構築
    現在の主流な構築は、どれも単純に相手を殴って倒すものですが、特殊なギミックを用いた構築もレートには一定数存在します。具体的には、レパルガッサ、ゲンガーナンス、バトンパ、受けループなどが挙げられます。これらの構築はきっちり対策をしないと一方的に負けることが多いため、選出段階で強く意識する必要があります。相手も強力な裏選出を置いて選出択を迫ってきますが、これに屈しないためにも、あまり選出を歪ませないでギミックに対応できるPTを作るのが望ましいです。

補足③勝ち筋を考える
    相手の勝ち筋を考えるのももちろん大切ですが、選出段階でこちらの勝ち筋を考えることで立ち回りが楽になります。例えば、「相手のガブリアスに逆鱗を撃たせればマリルリで太鼓して勝ち」、「相手のマンムーを削れればライコウの一貫ができて勝ち」などとゴールを複数用意しておくことで、試合中、臨機応変にどのゴールを目指すかを選択することができます。この筋書きがしっかりしていないと、行き当たりばったりな立ち回りになりやすくなってしまいます。
    更に言えば、構築段階から「このPTにはこうやって勝つ」ということを意識してPTを作るのが重要です。

補足④警戒すべきアイテム
    道具によって有利不利がひっくり返るケースは多々ありますが、その中で最も警戒すべきなのは「こだわりスカーフ」です。そもそも処理ルートが大きく変わってしまい、時には奇襲で一匹持ってかれてそのままゲームエンド、ということもあります。勝ち筋を舞ウルガモスやリザXに頼っている場合は、スカーフガブリアスによって勝ち筋自体を覆される(ゴールを誤認する)可能性もあるため、選出段階でスカーフ持ちが誰なのかはよく考えるべきです。
スカーフを持ちやすいポケモン
A(スカーフを前提にすべき):霊獣ランドロス、霊獣ボルトロスシャンデラ、型破りドリュウズトゲキッス
C(奇襲目的):サンダー、ヘラクロス
    一番怖いのはBやCのポケモンによる奇襲です。

意見の相違①先発、後発限定ポケモン
    おそらくタケシズ氏はこれらのポケモンを使ったことがなく、推測で書かれたものだと思われますが、例に挙がっているポケモンを「限定」と言うにはかなり無理があります。
    具体的には、ラグラージ、オボンカバルドン、ボルトゴーリのボルト、ドーブルドリュウズは全て「限定」などではありません。一点読みを通されやすいラグラージカバルドンをあえて後発にすること(されること)は多々ありますし、砂パのドリュウズを先発で出すこともあります。本人も仰る通り、参考程度に留めておくことを勧めます。


【立ち回り編】
    補足①相手視点のススメ
    例えば、こちらがライコウ、相手がスカーフガブリアスを出していて、更にこちらのハッサムが相手に見えており、ボーマンダは隠れている状態だとしましょう。ライコウに対してはガブリアス地震が刺さり、裏のハッサム地震が当たっても一定のアドバンテージを得られるため、ここでの相手の無難な選択肢は「地震」を押すことです。そして、だからこそ、私はここで安心してボーマンダを後出しします。
    「ガブリアスボーマンダを投げる」という行為は非常にリスキーなもので、仮に相手にライコウしか見えていないのなら、ガブリアスが逆鱗をする可能性は十分にあり、この立ち回りはできません。「相手にとって安定択に見える択」の裏を取るのがリスクの低い択を選ぶコツです。
    
補足②相手の特徴を掴む
    一口に「相手」といっても様々な人がいます。短い対戦の中でその特徴を掴むのは難しいですが、終盤の択では、今までの択から相手のプレイスタイルを読んで行動することも少なくありません。気休め程度のものではありますが、こういったことを考えるのもポケモンの醍醐味だと思っています。
    また、相手の実力を推測するのにレートは一つの大きな指標です。レートの低い相手と戦うのに、リスクの高い釣り出しを連発するようでは話になりません。そうならないためにも、多少の誤算があっても順当に勝てるような強い構築を使うのは大切です。

補足③押す前に5秒は考える
    予想通りの展開になったりするとつい即決しがちですが、これはミスの元です。もう一度先の展開を考え、最善と思える選択肢を自信を持って押すようにしましょう。レートを上げる一番簡単な方法は、「勝てる相手に絶対に勝つ」ことなので、プレミは極力減らす努力をすべきです。

補足④回復技の使い方
    回復技を使ってよい場面は、「時間経過がアドバンテージになるとき」「相手に交換されても、こちらの裏で安全に処理できるとき」「使わないと負けるとき」の3つです。1つ目は簡単で、具体的に言えば毒羽するときがこれにあたります。2つ目には、こちらのハッサムに対して相手のファイアローの後出しが予想されるが、こちらにヒートロトムがいて後出しが安定するため羽休めを選ぶ、という状況です。3つ目は、回復技を使わないと次サイクルを回せずに負けるときです。このときは相手に回復技を強要されているため、読まれるリスクが高くなります。
    回復技は無難な択になりやすいのでつい選びがちですが、相手の行動によっては即負けにも繋がる危険な択でもあります。

補足⑤2点読み
    タケシズ氏の論では「釣り出し交換」をリスクの高い択だと述べられていますが、実際にはリスクが低くなる場合もあります。例えば、ガブリアスエンテイの対面で相手のスイクンの後出しが予想される場合、こちらの水ロトムを合わせるのは安定択です。これは、「もし突っ張ってくるなら聖なる炎」と「もし交換してくるならスイクン」という2点の読みの結果の合致から生まれるものです。

意見の相違①3体目を見せない立ち回り
    3体目を見せない立ち回りをできるに越したことはありませんが、3体目を出すのが最善択だと判断したら迷わず出すべきです。強い構築ならそのアドバンテージだけで押し切れるため、終盤までアヤを残すような展開にするのはかえって悪手となります。また、相手が強いとこちらの3体目をかなりの精度で予測してくるため、隠すことによるアドバンテージが少ない場合が多いです。

意見の相違②テンプレPTは挽回しにくい?
    強い構築は多少不利な状況でも地力でひっくり返せるから強いのです。確かに、両者が完璧な立ち回りをした場合は挽回がしにくいですが、逆に言えば相手の甘えた択を一切許しません。「相手に勝負手を何度も強要すること」で挽回できるため、特段の勝負手を放たなくても勝てます。
    逆に、マイナーや中堅に寄ったPTは数値負けしやすく、一方的な展開になりかねません。いくら相手に読まれなくても、勝負手をいつも放たなければ勝てないのであれば、高勝率は望めないでしょう。


・おわりに
    タケシズ氏の論は非常によくできており、完璧にマスターすれば高レートも夢ではありません。初級者、中級者脱出のためには必読と言えましょう。
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